Vision Proアプリ開発講座
【企業向け】
『Apple Vision Proアプリ開発講座』
Apple Vision Proとは、2023年6月5日で発表されたApple社が開発した初の空間コンピュータであり、米国で2024年前半に発売する予定の複合現実ヘッドセット型PCです。「Vision Proアプリ開発講座」(本講座)は、Appleの最新のコンピュータビジョン技術を利用して、
革新的なアプリケーションを開発する方法をいち早く学ぶ機会を提供します。
※一般参加者向け講座は現在募集を終了しています。次回開催は今年後半の開催を予定しています
本講座3つのポイント
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3次元アプリ開発経験を元にしたVision Proアプリ開発のポイントが学べる
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Unity × クラウド・AI で拡がるVision Proアプリ開発スキル
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今求められる Vision Pro アプリ企画とその方向性
本講座では、Apple Vision Proのアプリ開発を行うために、VisionOSフレームワーク、3D UI、ハンドトラッキング、空間センシング、3D動画再生などの機能の開発を学習できます。また、Unityを活用することにより3次元アプリに特化したアプリの開発手法を学ぶことができます。本講座ではAppleだけでなく、Microsoft社やMeta社の複合現実ヘッドセットの開発経験を基に、
参加者が実際のアプリケーション開発に役立つ情報を提供します。
講座概要
日程 |
平日11:00~18:00にて1日実施 |
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時間 | 3時間 |
対象者 |
・Apple社Vision Pro向けアプリの開発ワークフローについて学習したい方 ・Vision Proに向けたVisionOSアプリ開発を先行して学習したい方 ・Unityを活用したVision Proアプリの開発を学びたい方 ・Vision Proのアプリ企画に取組みたいと考えている方 |
定員 | 応相談 |
研修費 |
30万円~ |
会場 |
弊社お台場ラボ、またはオンラインにて実施 |
お問い合わせ
より詳しく知りたい場合は下記問合せフォームに
ご連絡ください
Apple Vision Pro とは?
Vision Proは、ユーザーの目と手、声という最も自然で直感的な操作方法によって、完全に3次元化されたユーザーインターフェイスのもと現実世界にバーチャルなコンテンツを表示することが出来る最新MR(Mixed Reality)ヘッドセットです。世界初となる空間オペレーティングシステム、visionOSを搭載したVision Proにより、まるでデジタルコンテンツが自分のいる空間に物理的に存在しているかのように表示することが可能となります。2つのディスプレイに2,300万ものピクセルを詰め込んだ超高解像度のディスプレイシステムと高性能チップを搭載することでこれまでのMRヘッドセット以上の高視野角で且つ高精細な映像を体験することができます。
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Vision Proに注目すべき3つのポイント
ポイント1:目的に合わせた2種類の空間デザイン
Vision Proでは「Shared Space」と「Full Space」の2つのモードが存在し、SharedSpaceでは複数のアプリケーションを同時運用することが出来、Full Spaceでは1つのアプリケーションのみ起動し、Vision Proの性能をフルに活用したアプリケーションの運用という2つのパターンを提供しています。これにより開発者は利用目的に合わせて適切なアプリデザインを選択することができます。ポイント2:マルチタスクでのアプリ運用
「Shared Space」モードでアプリを起動すると、1つの空間内に複数のアプリケーションを空間に設置し、マルチタスクで運用することが可能です。この機能により従来のXRヘッドセットやスマートフォン、タブレットでは実現が難しかった複数のアプリケーションの同時利用が可能になります。これにより在庫管理システムのアプリを利用しながらビデオ通話アプリを用いて遠隔作業支援を受けるといったことが可能です。ポイント3:高精度な空間センシングと、VR・ARモードの切替
VisionProはMRヘッドセットであり、VRとしての運用とARとしての運用2つのモードを専用のジョグダイヤルでシームレスに切替えるとが可能です。この機能により通常はARモードでアプリを利用するが、集中して作業に取り組みたいときはVRモードに切替えるといったこれまでになかった運用スタイルを提案することができます。VisionProのアプリを開発する方法
「Apple Vision Pro」はVisionOSという新規設計されたOSで動いており、アプリ開発をおこなうためにはVisionOS向けのアプリケーションを新規開発する必要があります。そしてVisionOS向けのアプリケーションを開発するには【Xcode】, 【Reality Composer Pro】,そして【Unity】といった開発ツールを利用してアプリケーションを開発することが可能です。
Xcodeを利用したアプリケーション開発の方法
XcodeはApple社が開発する統合開発環境(IDE)です。iPhoneやiPadといったiOSアプリケーションの開発やMacOS向けのアプリケーション開発といったApple製のハードウェアで動くアプリケーションを開発するためには必要なツールです。XcodeはMacOSでのみ利用することができます。VisonOS向けのアプリを開発するためにはXcode15.0以上で開発が可能で、「SwiftUI」や「RealityKit」「ARKit」のような空間コンピューティングアプリを開発するために必要なツールを利用して開発することができます。Unityを利用したアプリケーション開発の方法
Unityとはユニティ・テクノロジーズ社が開発するIDEです。3DCGコンテンツをリアルタイムで描画することに長けておりC#で開発を行うことが可能です。UnityはVisionOS向けのアプリを開発するためのオーサリングツールの提供を予定しており、Unityを利用することでXcodeでは実装が難しい複雑な3Dアプリケーションの開発を行うことが可能です。【Xcode編】Vision Proアプリ開発を学ぶために
必要なスキルについて
Vision Proを構成しているアーキテクチャを読み込むとアプリ開発を学習するために必要なスキルが分かります。具体的にVisionProアプリを開発するためには「SwiiftUI」と「RealityKit」を利用したコーディングによる実装スキルと「MaterialX」による3DCGのレンダリングに関する知識が必要であることが分かります。
上記図はVRアカデミーで作成したShared Space時におけるアーキテクチャイメージです
Xcodeアプリ開発における必要スキルの紹介
「SwiftUI」とは
SwiftUIとは、Swiftを利用してすべてのAppleプラットフォーム向けにアプリケーションを開発することが出来るフレームワークです。宣言型シンタックスを採用することでUIの動作をスクリプトでシンプルに記述することができます。Vision Proアプリ開発においてもSwiftUIを用いて開発を行います。「RealityKit」とは
RealityKitはAppleのARコンテンツを簡便に開発するために開発されたフレームワークです。主に写実的レンダリング、カメラエフェクト、アニメーション、物理シミュレーションを行いたいときに利用します。RealityKitを活用することでスクリプトベースで3次元空間を活用したアプリを開発することが出来ます。「MaterialX」とは
MaterialXとは2012年にILM社により開発され、スター・ウォーズ作品を始めとする様々な映画作品の3Dグラフィックスを表現するために開発されたマテリアルとルックデベロップメントをまとめたツールです。現在はオープンソースプロジェクトとして公開され、Apple社も採用したことにより近年注目を集めています。【Unity編】Vision Proアプリ開発を学ぶために
必要なスキルについて
Vision Pro のアプリはUnityを用いることでも開発することが可能です。現在Apple社及びUnity社より発表されている開発環境は下記図式であり、特にVisionProアプリを開発するために必要となるスキルとしてUnityの基本機能以外に「XR Interaction Toolkit」と「AR Foundation」、そして「PolySpatial」の学習が必要です。
上記図はVRアカデミーで作成した主にVision Pro アプリで利用する開発ツールキット郡です
Unityアプリ開発における必要スキルの紹介
「XR Interaction Toolkit」とは
XR Interaction Toolkitは、VR・ARアプリ開発のためのUnityが開発するツールキットです。上記ツールを利用することで様々なVR・AR機器を操作するためのコントローラーのトラッキング、物理入力、UIインタラクションなどの機能をサポートし、プロジェクトの開発を大幅に簡素化します。Vision Proにおいても対応が発表されています。「AR Foundation」とは
AR Foundationは、ARアプリを開発するためのクロスプラットフォームのフレームワークです。異なるARプラットフォーム(ARKit、ARCore)に対応し、一貫性のあるARアプリケーションを構築するのに役立ちます。Apple Vision ProではARKitを用いた開発スキルが必要であり、Unityでの開発においてはAR Foundationを用いて開発を行います。「PolySpatial」とは
PolySpatialとは、UnityのMaterialやMesh情報を用いて描画されるコンテンツを、Vision Proで動作するRealityKitに対応したデータに変換するツールキットです。アニメーション・物理シミュレーション、NavMesh等の様々な機能がVision Proでも同じように動作するように最適化を行います。講座テーマ
■Ⅰ. 「Vision Proアプリを開発するための開発ワークフローとVisionOSフレームワーク」
- ①RealityKi, ARKitを利用した3DUIや3Dコンテンツを表示する仕組み
- ②Xcode × Reality Composer Proを活用したVision Proアプリ開発チュートリアル
- ③Xcodeを用いたVision Proアプリ開発のデモンストレーション
- ④3次元アプリ開発経験を元にした没入感を高めるための空間デザインのポイント
※3次元アプリとは、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)複合現実(MR)などの領域で広く利用されており、現実、またはバーチャル空間にオブジェクトを表示および相互作用を行うことができるアプリを指します。
■Ⅱ. 「Unityを活用したマルチデバイス対応の3次元アプリ開発の可能性」
- ①現行の3次元アプリ(VR・AR・MR)開発に、Unityが採用される理由
- ②Unityを用いたアプリ開発の強みとは?Xcodeを用いたアプリ開発との比較
- ④Meta Quest Proを代用したVision Proアプリ開発手法
- ⑤Unity × クラウド・AIで拡がるVision Pro アプリ開発の可能性
■Ⅲ. 「求められる Vision Pro アプリの企画(プロデューサー・プランナー向け)」
- ①これまでの3次元アプリ開発事例からみるエンタープライズ向けのアプリ企画と開発とは?
- ②各種分野別のVision Proアプリ企画のポイントとその可能性
- ③参加者のアイデアに基づいたプレゼンテーションとフィードバックセッション
講師紹介
代表取締役 高橋 建滋
1998年に㈱コーエーに入社後、真三國無双シリーズ【真・三國無双1-4】の立ち上げからプランナーとして参加。2008年に㈱クリーチャーズに移籍後、ポケモン初の3Dアクションゲーム、【ポケパーク】のディレクターなどに携わる。2013年KickStarterでOculusDK1を即購入。即座にVR開発にはまり、VR開発を行う。また日本初のVRイベント【オキュフェス】を開催(現在まで30回以上開催)VRに触れて1年後、独立。業務としてVRイベントの製作、運営、アドバイザーなどを行うと共に、多数のテレビ出演、出版なども行う。2016年株式会社化。2017年にPlayStationVR用ホラーゲーム「Chainman」を開発販売。2018年OculusGO用「ModernArcheryVR」をロンチで販売。全VRプラットホームでVRゲームを出した経験のある会社となる。2019年4月。VR会議システム「桜花広場」を発売。
VRラボ担当シニアエンジニア 月田 直樹
会津大学時代にMRの研究に従事、2014年から主にVRのアプリ開発をはじめる。2016年VRデザイン研究所に入所後、VRプロフェッショナルアカデミーの立ち上げに携わる。主にアカデミーのVRエキスパートコース、ARエキスパートコースの専任講師を担当。担当のVRラボでは、大手企業からの受託開発や企業向けのVR/MR関連の企業研修、VR/AR/MR技術を駆使した新たなシステムの研究開発を行っている。
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『ARプロフェッショナルコース』
ARプロフェッショナルコースはXR業界に就職・転職を検討しているUnity学習経験者、またはプログラミング実務経験者の方を対象としたコースです。9ヶ月間でXRエンジニアとして必要な開発スキルと実務経験を積み、業界で即戦力のエンジニアになることを目指します。