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ポケモンGOだけじゃない!ARの世界~らくがきARを触ってみよう!
2021/01/16
1.はじめに
皆さんは、ARと聞いて何を想像しますか?
多くの方は、「あれでしょ。ポケモンGOでしょ!」と仰るかも知れません。
確かにポケモンGOは世界的に大ヒットし、今なお人気のARゲームです。
しかし、ARにはまだまだたくさんの可能性があり、近い将来、私たちの生活の身近な存在になり得る技術でもあるのです。
今回は、そんなARの世界を、らくがきARというアプリで、ほんの少しだけ紹介させていただきます。
2.ARとは
ARとは「Augmented Reality」(オーグメンテッド・リアリティ)の略で、日本語では「拡張現実」と訳されます。
用語としては人が認識する現実環境に対してコンピュータ技術で現実を拡張することを指します。
一般的には、主に視覚情報に対して、スマホやタブレット・ARグラスなどを利用して、バーチャル(仮想的)なCGやテキスト等を、現実にオーバーラップさせて表示させる技術のことをARと呼んでいます。
難しいことを書いていますが、要は現実の世界に何かのデバイス(道具)を通してCGやテキスト等を出現させる、表示させる技術という事です。
3.ARの歴史
最初期のARとして、1992年に軍事目的としてAR技術を初めて使ったフライトシミュレータ「Virtual fixture」が登場しました。
また、2009年には「セカイカメラ」(頓智ドット株式会社 )が登場し、GPSを使ったAR技術として話題になりました。
2016年には「ポケモンGO」(Niantic, Inc.)が登場し、世界的なヒットになりました。
現在では、ARを体験する専用のウェアラブルデバイスが次々と登場しております。
今回ご紹介する「らくがきAR」は2020年に登場した、スマホやタブレットで体験できるアプリインストール型のARです。
自分で描いたらくがきが動き出す、ちょっと面白い体験ができます。
さっそくインストールから始めていきましょう。
4.らくがきARを触ってみよう
4.1.アプリダウンロード~アプリ起動
下記からアプリをダウンロードしてください。
iPhoneの方はApp Storeから。Androidの方はGoogle Playから。
※120円の料金がかかります。
らくがきAR – RakugakiAR (rakugaki-ar.com)
Production: Whatever Inc.
購入すると、自動でインストールされます。
インストールが完了すると、らくがきARのアイコンがスマホやタブレットに表示されます。
アイコンをタップしてアプリを起動しましょう。
4.2.らくがきARで遊んでみよう
アプリが起動すると、次のような画面が表示されます。
スマホやタブレットを左右に振って空間を認識しましょう。次のような画面になります。
自分で描いたらくがきを準備し、フレームの中にらくがきが入るようにして、フレームがピンク色になったら「スキャン」をタップしてみましょう。すると・・・。
ジャーン!なんと自分で描いたらくがきが飛び出しました!カワイイw
※コツは、スマホやタブレットを左右にふって空間をしっかり認識させることと、ハッキリしたらくがきを準備することです。
ちなみに画面をタップすると、食べ物などが出てきたりして、らくがきが食べてくれたりします。
他にも、アプリの中でらくがきが描けたりできるみたいです。
是非お試しください。
5.最後に
いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介した「らくがきAR」は、空間認識を使った非常に面白いアプリでした。
冒頭お伝えした通り、ARはまだまだたくさんの可能性があり、今後様々な形で私たちの生活に溶け込んでいく技術だと思います。
新聞の片隅や、展示会・美術館に限らず、電車や複合施設、きっと自宅の表札なんかにも使われるようになるかも知れません。
「こんな使い方もできるかもな。」
なんて思った方は、ぜひARを勉強して、アプリを開発してみてはいかがでしょうか。
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