アカデミーブログ
【イベントレポート】第15回Vアカオーディション&VRフェス
2024/09/07
VRアカデミーTAの三谷です。
2024/9/7(土)に、第15回Vアカオーディション&VRフェスが開催されました!
会場は前回同様、JR浜松町駅近くの「東京ポートシティ竹芝」2階展示会場内にて開催いたしました。
今回は『第15回Vアカオーディション&VRフェス』についてレポートをしていきます!
目次
◆Vアカオーディションとは?
Vアカオーディションとは、現在活躍されているXR企業の審査員と、VRアカデミー受講生とのマッチングイベントです。
就転職やビジネス創出など、様々な目的でVRアカデミーで学んだ受講生たちが、自身の修了作品を審査員の目の前でプレゼン!
審査員の方々はそのプレゼンと、実際に作品を体験して評価を行い、様々な賞を選定します。
また、受講生にとっては、リクルーティングやビジネス上のつながりなどが生まれるため、「VRフェスに出展することが目標!」という受講生もいるほどの、正に真剣勝負なイベントになります。
◆Vアカオーディションの様子
今回のVアカオーディションでは、VRエキスパート、ARエキスパートコース、そしてXRベーシックコースの受講生たちがプレゼンを行いました。
1作品の持ち時間は2分30秒(プレゼン動画1分、Play動画1分、補足説明30秒)!
この少ない時間で作品評価の大部分が決まるため、この日一番の緊張が走ります!
VRフェス前の授業では「どのようにプレゼンを組み立てればいいですか?」と多くの受講生から質問を頂きます。それに対しては学長、講師、TA陣がそれぞれ個別にサポートを行ってVRフェス当日まで準備しますので、これから参加するかたも遠慮なくご質問ください!全力でサポート致します。
〇審査員はここを見る!!
◆「どのような作品なのか」
◆「作品のアピールポイント(技術・アート・企画など)」
◆「なぜこの作品を作ったのか?」
◆ユーザーにどうプレイしてもらうかを考えた「体験デザイン」など、
様々な内容を分かりやすく端的に盛り込むことが高評価につながるポイント!
今回はそこにプラスして、かなり凝った動画作成やAI音声&BGMを使ったプレゼンが多く、本当に見応えある発表に会場も盛り上がりました!
◆プレゼンの様子
↑審査員の後ろでは発表準備をする受講生が控えます。仲間を応援する姿も!
↑ プレゼン動画を流しながら、補足や工夫点を真剣にアピールします
↑ ベーシック受講生4人のチームで参加する場面も!
↑ VRエキスパート、ARエキスパート受講生の協力タッグも!
◆VRフェスとは
オーディション終了後、午後13:00~16:00はVRフェスが開始されます。
VRフェスは、VRアカデミー受講生の修了作品や、卒業生の作品、XR先進企業の展示作品など、一般のお客様が体験できる無料の展示会イベントです!
「VR/ARはゲームやエンターテインメントの印象があるが、実は企業課題や社会問題を解決するコンテンツが世の中には多くある!」ということを、幅広い年齢層の方々に知っていただくことも本イベントの目的です。
今回出展された作品も非常に力の入ったものが多かったので、ぜひ最後までお読みください!
◆VRフェスの様子
受講生は、約半年~1年間学んだXR開発スキルをフル活用して作った渾身の作品を出展し、一般来場者やXR企業の方に作品を体験していただいてました。
朝方まで開発する方もいて、最後まで大変だったと思います。しかし多くのお客様が楽しんで体験されているのを見て、その苦労も報われたのではないかと思います。
また今年はメタバース入門イベントである『親子でメタバース体験会』も同時開催し、ご家族と小中学生にご来場いただいた結果、会場内ブースでは待機列ができるほどの大盛況でした!!
↑ VRフェスの様子
↑Apple Vision Proのアプリを制作した受講生の展示も!
作品について、自ら説明&体験フォローします!
↑ お子様も体験! (年齢制限あり、親御様の許可が必要です)
↑ 特設体験コーナーを作るなど、かなり凝ったブースも!
〇出展アプリ紹介
今年のAR作品は、2024年6月28日に日本で発売されたApple Vision Pro の作品が出展されていて審査員の注目を集めました。
(ARエキスパートコースではApple Vision Proアプリ開発講座の授業が好評開催中!どこよりも早く最先端AR事業を始めたい企業様、Apple Vision Proのアプリ開発スキルを学んで転就職を目指す学生や、キャリアアップを目指す社会人が受講されています)
もちろん従来のMeta Quest によるVR、MR作品も大きな注目を集めました。
特に、VRアカデミーの授業で学んだPhoton Fusionを取り入れた2人対戦アプリや、半年前は未経験だったC#プログラミングを学んできて途中挫折もなく出展され、年々作品のレベルや受講生の熱意が上がっていると肌で感じました。
また今年は、ベーシック受講生が絨毯を持参して会場内に特設体験ブースを設置したり、地面に対戦範囲を描いたりするなど、VR空間だけでなく現実空間での表現にも工夫がされたコンテンツが多く出展され、最後まで飽きさせない素晴らしいフェスでした!
〇展示作品ご紹介
YAMIUCHI
闇討ちは”2人対戦形式”のVRスポーツ!!
多彩な忍術で”暗闇”に潜む敵を倒す、新ジャンル対戦ゲームです!!
本作品は「何でも見せて聞かせられるVRだからこそ、あえて『暗闇』を見せて、VRならではの遊び体験を作る」という開発コンセプトにしております。
米育成ゲーム
若手の農業従事者を増やすためにはまずは「体験」を増やすことが重要ではないか!そこで『VR×農業』の体験型VRゲームを作成しました!
“育苗~稲刈り”のプロセスで農業体験してください!
野球盤VR
「勝負は当たった的次第」
戦略的ゲームの野球盤をVRで実装!!
スコアや進塁が変わり、ただ打つだけではなく、どの的を狙うかを考える楽しさをお届けします。
STAR☆NIGHT ARTIST
『野球×アート』で新たな野球体験!!
自分が好きな野球をVRならではの映像でお届けします
たき火体験VR~ゆらぎ~
ゲームやメタバース空間だけがVRじゃない!
雪原でのたき火による癒し効果をご堪能ください。
VRならではの”仕掛け”に期待!
ShadowWalker
物音を立てたらGameOver!!
緊張感MAXな”ステルスVRゲーム”です!!
VRがもたらす逃げられない”当事者感”を活かし、いかに緊張感を楽しんでもらうかに注力しています。
Beyond the Sphere
360°の映像作品
「何が起きているのかわからない」
VRならでは没入感と驚異の映像体験をお約束します
風を感じるXRアトラクション Miraj∼ミラージュ∼
実際にじゅうたんに乗って風を感じながら夜のアラブの街並みの景色を楽しむできるアトラクションです
Hand Fire Sphere
今回は、「Apple Vision Proで、作品を作ること」を主なテーマとしています。 「何かこれを作りたい」ではなく、「Apple Vision Proで何か作る」が目標/目的で、完成目標といったものは特に設けず、実装できたことを積み重ねて作品化しています。 ですが「Apple Vision Proならでは」でなければ意味はないので、そこはこだわりを持って製作しています。
Future Steps
この作品は、VR上での音楽作品・インスタレーション作品です。環境問題がテーマになっております。 今回は、海洋汚染がテーマの海岸でごみ拾いするシーンのみの発表となります。今後は、地球温暖化(海氷の減少)や森林破壊をテーマにしたシーンも作成し、完成を目指します。海岸のごみが減るにつれて音楽が変化していく、インタラクティブミュージックを採用しました。音楽だけではなく、雲が晴れていくようにして体験者の感情に合わせて変化するようにしました。
〇審査員に見て頂いた360度&2Dのプレイ動画を特別公開中!!
◆受賞式
VRフェス終了後は、懇親会が開かれ、受講生同士で健闘をたたえ合ったのち、審査発表が行われます。
今回は6つの賞がありました!審査員の方々も、悩みに悩んで決めており、どの賞も接戦だったと思います!
↑ 懇親会の様子。受講生も審査員も交えて健闘を讃え合います
■プレゼン賞
Vアカオーデイションで、最もプレゼン評価が高った作品に贈られる賞です。
今回は、VRエキスパートコースのYさんが作成した、
作品名:「野球盤」でした!
Yさんのプレゼンに対する学長コメント
「Vアカの授業でも教えていましたが、作品のアピールをしつつ、それを作った自分をアピールすることができていました。自分自身は設計に強い、MVPを理解しつつ作品もアピールされているところが他の人と違って頭一つ抜けていたのが評価のポイントです。」
↑ 受賞したYさんはオンライン参加でした!ボードを持ってる方が学長です
■企画アート賞
デザインや雰囲気など、芸術面での評価が高い作品に贈られる賞です。
今回は、XRベーシックコースのチームVFXs
作品名:「Beyond the Sphere」でした!
作品としての全体的な流れ、数種類のエフェクトコントロール、細かい機能の付け方など、
アート賞として十分すぎるほどのレベルが受賞の決め手となりました。
↑ 受賞したチームVFXs(他メンバーはオンラインで参加されていました)
■技術賞
エンジニアの目線で見て、技術的な評価が高い作品に贈られる賞です。
今回は、VRエキスパートのKさんが作成した、
作品名:「米育成ゲーム」でした!
学長コメント
「ハンドル操作部分を綺麗に実装されているところが決め手になりました。
ハンドトラッキングで綺麗なハンドル操作を実装するにはプロでも悩むところ。
試しに無茶な操作(手を上にあげたり、片手運転したり、広げたり)してもきちんと破綻なくハンドルとして操作できるというところは、技術賞として相応しいと思いました。」
↑ 受賞したKさん
■体験デザイン賞
審査員が実際に体験し、最もxRらしい体験ができたと感じた作品に贈られる賞です。
今回は、XRベーシックコースのチームSWPCが作成した、
作品名:「Shadow Walker」でした!
審査員コメント
「コンセプトから体験してみたいと思わせるプレゼン。
体験しないと味わえないゲーム性の面白さを感じました。
“音を立てない”という自分の行動がゲームにどう反映されていくのか、
どう行動するのが正解なのかを学んでいくのもまた体験デザインとしてよく出来ていました。」
↑受賞したSWPCのみなさん
■オーディエンス賞
当日来場したお客様から、最も面白いと評価された作品に贈られる賞です。
今回は、VRエキスパートコースのKさんが作成した、
作品名:「たき火体験VR~ゆらぎ~」でした!
審査員コメント
「程よいリアルさを感じました。
自分が体験した時、マシュマロを焼いた後に食べた時の味を思い出しました。
VR/ARなどの拡張現実は名前に”現実”が付いていて、現実を再現しないといけないイメージが先行しがち。程よいリアルが人間の創造を掻き立てるということがとても重要なことで、この作品にはそれが込められていました。」
VR初心者も夢中にさせる要素が豊富に盛り込まれていた事が、一般の体験者のイメージを搔き立てて共感を呼んだのが決め手となりました!
↑ 受賞したKさん
■審査員特別賞
審査員の方々が選んだ、今回最も優秀な作品へ贈られる賞です。
今回は、VRエキスパート、ARエキスパートコースの2名チームが作成した、
作品名:「 YAMIUCHI 」でした!!
審査員コメント
「この作品はまず企画からゲーム性、技術、完成度のすべてにおいて今日一番良かったです。武器を選ぶところの面白さ、ゲームの緊張感と没入体験が得られたことに一番の評価を送ります!」
チームメンバー感想
Sさん
「一人では作れない作品でした。
企画は僕が行いましたが、【通信対戦】という本当に難しい部分をKさんにやっていただきました。二人だからこそできた作品だと思います」
Kさん
「本当に二人だからできた作品だと思います。
自分が作った物をゲームに昇華させる部分をSさんにやっていただきました」
今後はこのYAMIUCHIをストアに挙げて、北米の子供たちに届けることを目指して今後も制作を続けられるとのことです!
続報に期待しましょう。総合的な完成度が最も高い点が評価されました。おめでとうございます!!!
↑ 受賞したSさんとKさん
◆感想
第15回VRフェス&オーディションも、無事終了しました。今回も多くの企業様やお客様に作品をプレゼン&体験して頂くことができ、大成功だったと思います。
15期生の皆さん、本当にお疲れ様でした。今回の経験を糧に、次コースの作品作りや、ご自身のキャリアアップを頑張っていただければと思います。
なお今回のVRフェスと平行して、「親子でメタバース体験会&U-15メタバースプログラミング講座」も開催しておりました。
「親子でメタバース体験会&U-15メタバースプログラミング講座」の模様はコチラ⇒https://vracademy.jp/blog/15thvrfes-metaverse/
◆最後に
VRアカデミーは、XR企業への就職・転職。キャリアアップや、新規事業開発。さらに個人的な趣味として受講されている人と協力して学習できる環境です。授業は、週に1度しかありませんが、生徒間のチーム力が結束しやすい講義・環境を整えております。
個別相談会では、オンライン上で、全国どこからでも参加できるので、相談してみてください。XR業界に少しでも興味がありましたら、参加をオススメします。ここが、XR業界へのスタートラインになると思います!
またカリキュラム・講義・教室の雰囲気が知りたい方や、卒業生のVR・AR作品を体験したい場合は、オープンキャンパスにも是非参加してみてください。
↑ 参加者一同で記念撮影!達成感が伝わります!
◇アカデミーからのお知らせ
■オープンキャンパス・個別相談会の紹介
VRアカデミーはスキルアップや新規事業の創出。またはVRコンテンツ開発企業に就職・転職を目指す様々な方の目的を支援しています。
生徒には様々なバックグラウンド・年齢層の方もいらっしゃいますので是非一度オープンキャンパスや個別相談会に参加していただくとより詳しい学校説明をご案内しています。
現在VRアカデミー7周年キャンペーン実施中!!
更にオープンキャンパス・相談会参加者には特別割引を実施中!上記キャンペーンと合わせて是非お気軽にお申し込みください。
【土曜日開催】オープンキャンパス
開催日:毎週土曜日
時 間:60〜90分 (11:00〜18:30)
日 付: 毎週土曜日(下記リンクの予約表を確認してください)
場 所:新宿区西新宿1丁目5-11.新宿三葉ビル1F「NEUU」(新宿駅西口から徒歩3分)
※詳しくは申込み時にメールにてご案内させていただきます。
参加申込⇒https://vracademy.jp/opencampus/
専任のキャリアアドバイザーの学校説明と合わせて実際の授業の様子を見学できます。
どんなカリキュラムなのか。卒業生のVR・AR作品を体験したい方は是非お気軽にお申し込みください。
【平日10:30~21:00】オンライン個別相談会(現地相談も可)
開催日:平日の月〜金曜日、日曜日
時 間:60〜90分 (10:30〜21:00)
参加申込⇒https://vracademy.jp/freesession/
各コースの詳細はもちろん、VRソフトの体験や業界についての質問等、様々な質問に個別で対応します。
入学をご検討中の方は是非お申し込みくださいも