アカデミーブログ
【受講者インタビュー】VRエンジニアコースを受講した若者は3ヵ月で何を身に着けたのか?
2017/06/18
こんにちは。VRプロフェッショナルアカデミーの1期生、にっしーです。今回は大学卒業後、就職をせずに本コースを受講した、私こと西山 雄弥の受講者インタビューをお送りたいと思います。
西山 雄弥 22歳。法政大学 情報科学部 ディジタルメディア学科 2017年卒業。 情報処理学会 第79回全国大会でVRに関する研究を発表し、学生奨励賞を受賞。更なるVRの技術を身に着けるため、大学卒業後就職をせずに、本コースを受講した。
目次
VRとの出会い ~研究室編~
VRに関心も持ったきっかけは?
大学4年生の研究室配属のとき、どうせ研究をやるなら新しいことをやってみたいと思ったのがきっかけです。当時はVRのHMDといえばOculusが一強でしたが、自分は研究内容的にHTC Viveを使うことにしました。それで実際にHTC Viveを使ってみると仮想空間を動きまわれてVRすっげー!って感動して、これからVRの時代が来るとそのとき確信しました。

VRは体験してみないとわからない
VRエンジニアコースを3ヵ月受講し印象に残った講座はありましたか?
VR関係ないんですけど、プレ講座でデザインパターンについて学べたのが良かったです。今まで何となくプログラムを組んでいましたが、特定の場面ではこのようにプログラミングした方が良いということを知れてよかったです。あとモバイルVRの作り方の講座も良かったです。Google VR SDKを使えば簡単にモバイルVRを作れたのが衝撃でした。システムの基礎となるUIやエフェクトなどについてGoogle VR SDKの実装内容を見るだけでも、とてもためになりました。
講座は現役プロの方に登壇していただきましたが、率直な意見は?
第一線で活躍されている方の話を聞けて非常にためになりました。講座内容も我々のレベルに合わせていただいたため理解しやすかったです。しかしながら自分は素人なわけで、専門的な突っ込んだ質問をすることができませんでした。せっかくの機会だったのにもったいなかったと感じました。受講中楽しかったことはありますか?
VRエンジニアを目指す仲間と毎週会えたことです。同じ志を持つ仲間がいるというだけで、VR開発に対するモチベーションも上がりました。今後もこの繋がりを大切にしていきたいと思います。

第1回VRハッカソン クソゲー賞受賞
6月に株式会社ゆめみさんで開催されたハッカソンではチームバナナのリーダーでしたがこのハッカソンを通じて何か感じたことはありましたか?
はい。チーム開発の”楽しさ”と”大変さ”を知ることができました。まず”楽しさ”の部分は、各々が作ったパーツを1つに合体させてそれが動いたとき「うおおおー」ってなりました。また自分では思いつかなかったであろうアイディアが挙がったときチーム開発して良かったと思いました。
逆に”大変さ”の部分は、チームメンバーの進捗の足並みがそろっていなかったり、そもそも連絡がつかなかったりなど、他人と一緒に作業をすることの大変さを実感しました。
中でも1番困ったことがデバッグです。自分のチームはOclus Rift向けの作品を作っていたのですが、Oclus Riftを持っている人が1人しかいませんでした。結局デバッグができたのがハッカソン当日だったため、当日はバグの嵐… 結果クソゲー賞でした。でも良い経験ができたので、ハッカソンをやって良かったと心から思います。
商品券のビール券は?
まだ使ってないです。最近暑くなってきたのでそろそろ使い時ですね。1期生の誰かと飲みに行こうと思います。


VRエンジニアを目指す皆様にメッセージを。
VRプロフェッショナルアカデミー2期生に向けて何かメッセージやアドバイスはありますか?
週1のスケーリング以外の部分をどのようにフォローアップするのかが大切だと思います。毎日少なくとも1時間はUnityを学ぶ時間を確保しましょう。自分の場合はUnityやVRに関する書籍を購入して、それを手に地元の図書館で黙々と作業していました。あと修了制作は計画的に!自分は機材が調達できず展示会の1週間前にテーマを変更をしました。ラスト1週間は連日徹夜でした(笑)