アカデミーブログ
第16回XRハッカソン
2024/12/14
VRアカデミー教務の福田です!
今回は2024年12月14日(土)に開催した第16回XRハッカソンのレポートをします!
実際に参加した受講生の声も併せてご紹介します。
目次
◆XRハッカソンとは?
※1ハッカソン…ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語です。プログラマーやデザイナーなどのソフトウェア開発者が、 短期間に競争し開発作業を行うイベントのこと。
VRアカデミーのハッカソンはVRエキスパート/ARエキスパート/XRベーシックの各コース受講生がランダムでチーム編成をして、2週間でXRコンテンツを開発する恒例イベントです。
受講開始から3ヶ月目に企業様からテーマをいただき、アプリ開発終了後は審査員と学生たちの前でプレゼンをして企業様と学長、講師陣から評価をいただきます。
目的としてはXRハッカソンを通して、企画計画や役割分担、進捗管理など、チーム開発に必要なプロセスやスキルを学んでもらいます。
VRアカデミーでは受講生の皆さん個人の技術向上に加え、チーム開発力の向上も重視しています。実際の開発案件ではチームで開発するのが当たり前であるためです。
この他にも、普段は会わない受講生同士で交流することで横のつながりを作ったり、受講三か月が経過した時点での自分の実力を把握する機会としても活用してもらいたいと考えています。
※ハッカソン参加は強制ではなく任意参加です。しかしながら貴重なチーム開発経験は自身の成長に大きくつながるため、ほぼ全ての受講生が参加されています。
◆テーマ発表
ハッカソン初日は企業様からテーマが発表されます。
今回のテーマは
「魔法の新薬開発!」です。
レメディ・アンド・カンパニー株式会社様より頂きました。
テーマ発表後はチームメンバーが発表され、ハッカソンの話し合いに取り組みます。
最初は顔合わせなので「自己紹介、スキル、今回のテーマの印象」などを話し合いチームの雰囲気を掴んでいきます。
この時TAが各チームを回り、制作活動について直接アドバイスを行います。
開発の様子
◾️まずは打ち合わせから!
2日目からはチーム主導で制作活動を進めます。
この初回の打ち合わせ時になるべくチームの方向性を合わせることが重要です!
テーマに対する「課題解決」方法のイメージをメンバーみんなでアイデア出しします。
「魔法の新薬開発」とは何か?をブレインストーミング!
最適なアイデアを選定してコンセプトを固めていきます。
今回はBチームのミーティングの様子を覗いてみましょう!
また、画像のように単にアイデアを出すのではなく、レメディ・アンド・カンパニー様から出題いただいた意図を確認し合い、テーマに沿った新薬を意識!
その後はアイデアをさらに深堀し、コンセプト固め、役割分担とタスクの割り出し、そして今後のスケジュールについて話し合います。
では次に、役割分担とスケジュールを決めます。
役割分担では一人一人が実現可能な時間を決め、無理のない作業時間を確認。
また、12月14日の発表に向けて、日ごとの具体的なスケジュールを設定しました。
14日の発表に向けて、ミーティングを頻繁に行いながら、進捗や成果物の共有をするだけでなく、個人が直面している問題を、お互いに確認します。
その上で役割ごとに開発を行っていきます。
◾️発表日当日
テーマ発表2週間後のXRハッカソン発表日当日ではTAに実際に体験していただき、フィードバックをいただきました!
そのフィードバックを参考にSlackで修正箇所を共有し、最終アップデート!
カメラがサンタに向かって移動する際に発生してしまうVR酔いの修正は時間的に厳しかったようですが、
最後にプレゼン資料の修正とアプリの確認をし、提出!
後は自分たちで作った作品を審査員の方々に想いが届くよう、全力でプレゼンするのみです!
↑プレゼン資料の修正箇所を共有し、プレゼン資料、アプリの提出をSlackで報告している様子
◾️他チームの様子
どのチームも朝10時からオンラインや新宿NEUUに合流して作品の仕上げやプレゼンテーションの準備等の最終調整を進めています。基本的には作品の最終的な微調整や発表準備が中心ですが、制作に課題が残っている場合には、講師やTAがサポートし、フィードバックを受けながら最終段階に取り掛かっています。
アプリのアップロードが上手くできなく、期限ギリギリに提出しているチームもいました。
全チームが提出完了し、いよいよ発表の時間です
その後すぐに審査員の前でプレゼン!!一番緊張する瞬間です。
発表
最後に二週間作り上げてきた作品のコンセプト、内容、開発工程を10分間という限られた時間の中で5名の審査員の前で発表を行います。
各チーム、自分たちの作品に込めた思いやアイデアを、簡潔かつ魅力的に伝え、審査員にアピールします。
不思議な感覚になるものから、安らぎの感覚、また、楽しい気分になる多種多様の新薬で、どのチームの作品もユニークでレベルが高かったです。
私含め、審査員、TA陣も驚いている様子でした。
また、単に面白いだけでなく、社会、人のためになるような薬品になるよう工夫されていて、印象的な発表ばかりでした。
◆ハッカソン作品紹介
◾️今回は6チームがアプリを制作しました!各チームの作品をご紹介!
◆「Beyond the Medicine 薬の向こう側にある非日常への旅」
薬の内容:調合した薬を飲むと、非日常のワールドに入って創造性が膨らむ体験ができます。
◆「メンタルリストア 心を再生させる薬」
薬の内容:薬を飲むと動物に変身し、人から甘やかしてもらえます。
気分が落ち込んでいる時こそ、飲んでみたいですが依存厳禁ですね。
◆「魔法の薬 – Mind Travel」
薬の内容:元気が出る薬だが、用法を守らずに2個飲むと…それまでの楽しい世界が一転して、苦しくて辛い世界にワープ!
身体に良い薬でも用法を守る大切さが伝わりますね。
◆「Telekimedicine」
薬の内容:Bチームの薬は飲むことで物が引き寄せられるようになる念力薬です!
高齢者介護や果物の収穫にも役立ちますが、念力を使うと副作用で腕が疲れるため注意です。
◆「数字を味わう薬」
薬の内容:薬を飲むことで、日常の出来事や時間の経過を数値化して、日常の中で新たな発見や気づきを得られるようになります。
時間の大切さや新しい発見ができて、人生をより豊かにできそうですね。
◆「魔法のカルテ」
薬の内容:薬を飲むと薬びんをつかむと魔法が使えるようになり、自分の分身に4つの魔法をかけて、さまざまな悩みを解決できます!
魔法のエフェクトがとても綺麗でユニークです!
◆まとめ
今回のテーマである「魔法の新薬開発」は、参加者たちの創造性を最大限に引き出した作品ばかりで、非常に興味深かったです。
非日常の世界に連れて行く薬や動物に変身する薬、元気が出るけれど過剰摂取すると逆効果になる薬など、それぞれの作品には独自のコンセプトとメッセージが込められていて、面白いだけでなく、人のためになるような社会的意義のある薬というのが素晴らしかったです。
どの作品も非常にクリエイティブで、高いレベルの発表ばかりでした。
このようなイベントを通じて、参加者たちは、技術だけでなくチームワークやプロジェクトマネジメントのスキルも磨かれ、非常に有意義な経験が得られたのではないでしょうか。
私は直接開発チームに携わっているわけではありませんが、貴重な経験を間近で見られ、大変勉強になりました!次回のXRハッカソンも楽しみにしています!
次回は受賞作品紹介です!!
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