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【イベントレポート】第16回Vアカオーディション&VRフェス

2025/03/01

目次

◆はじめに

VRアカデミー教務の福田です。

2025/3/1(土)に、第16回Vアカオーディション&VRフェスが前回同様、JR浜松町駅近くの「東京ポートシティ竹芝」2階展示会場内にて開催されました!

今回は『第16回Vアカオーディション&VRフェス』についてレポートをしていきます!

 

 

◆開催概要

開催日:2025年3月1日(土)
会場 :東京ポートシティ竹芝 内 東京都立産業貿易センター 浜松町館 2F

タイムスケジュール:

10:30 :Vアカ・オーディション開始
 ↓
12:30:Vアカ・オーディション終了

13:00:VRフェス開始
 ↓
 
14:00:U-15メタバース魔法コンテスト開始
 ↓
15:30:U-15メタバース魔法コンテスト終了
 
 ↓
16:00:VRフェス終了
 
18:00:授賞式
 ↓
19:00:授賞式終了

動画で見る!Vアカオーディション&VRフェス

今回開催された第16回VRフェスとVアカ・オーディションの紹介動画です。前半は企業採用担当者とのマッチングイベント「Vアカ・オーディション」、そして後半は一般の人にVR/AR作品を体験していただく「VRフェス」の模様です。

 

◆U-15メタバース魔法コンテストとは?

 

U-15メタバース魔法コンテストとは4ヵ月間学習した中学生が学習した成果を審査員の前でプレゼンし、最優秀賞を決めるコンテストになります。
その為、中学生には、1ヶ月前から作品制作に取り組んでいただき、作品・プレゼン資料を制作していただきました。
そして迎えた本番当日、受講生たちは親御さんや審査員の前で、自分が手がけた作品を堂々とプレゼン!
それぞれの個性が光る、熱い発表が繰り広げられました。

 

◆Vアカオーディションを紹介!

Vアカオーディションは、受講生たちがこれまでに制作してきた作品を、XR業界で活躍する企業の審査員の前で発表する場です。

しかし、単なる発表の場ではなく、魅力的な作品、プレゼンを披露できれば、審査員を務めるXR企業との就職・マッチングのチャンスも広がる実践型のオーディションイベントでもあります。

受講生の中には、就職や転職を目指している方も多く、この機会を活かそうと真剣に取り組んでいます。

 

自身のスキルやクリエイティブな発想を最大限に発揮し、これまで積み上げてきた成果をプロの視点で評価してもらえる貴重な場です。

Vアカ・オーディションの目的

受講生は、自分自身を企業に売り込む!のは勿論のこと。
仕事で最も重要なこと=最後まで
やり遂げる力、即ちGRIT力を鍛えるためにあります。 普段の授業では、VRアカデミー側で決めたカリキュラムで学習を進めていますが、今回は与えられた受け身の学習ではなく、自分自身で決めた、自分で創りたいVRコンテンツ開発することのがひとつの狙いです。
    

◆開発の様子

XRベーシックの3人組のチームによる「チームTT」の開発の様子を少し覗いてみましょう。

主にSlackをつかってチャットによるコミュニケーション。また、作業の進捗確認や方向性のすり合わせを目的に、Oviceを使って定期的なミーティングも実施しています。
プロジェクトのスタート時にはまず絵コンテを作成し、それをベースにしてメンバー間で自由にアイデアを出し合いながら、全体のコンセプトや役割を決定していきます。
アイデアを尊重し合いながら進めることで、より良い作品づくりを目指していきます。


 

Oviceを使ったミーティングだけでなく、Slack内でもアイデア出しをし、テキストベースでのブレインストーミングを積極的に行います。
メンバーが思いついたアイデアや参考になりそうな資料、インスピレーションを得た画像・動画などを随時共有し、それに対して意見やフィードバックを交わすことで、より洗練されたコンセプトへと発展させていきます。


後半では、Vアカのプレゼンに向けて微調整を加えながら、いよいよ最終工程に入り、
作品の仕上げはもちろん、審査員の心に響くようなプレゼン動画も制作していきます。
また、伝えたいメッセージを最大限に引き出すことで、会場全体に強いインパクトを与えられるよう仕上げていきます。
果たして、賞を勝ち取ることができるのでしょうか?

 


↑チームTTによるプレゼン動画

◆Vアカオーディションの様子

今回は発表形式を一新し、事前に録画した動画を再生するビデオプレゼンと、マイクを使用してリアルタイムで発表する方法の2つを選択制で行いました。
プレゼンの構成は、まず最初の2分間でビデオを再生するか、またはマイクを使って発表を行い、作品のコンセプトや特徴を伝えます。
その後、1分間で審査員が実際にプレイ動画を体験し、作品の内容やディテールをより深く理解した上で審査を行います。この流れによって、作品の魅力を的確に伝えられるようになっています。
それぞれのスタイルに合わせた柔軟な発表形式が可能になったことで、プレゼンの質も向上!
発表された作品のテーマは多岐にわたり、地球温暖化を防ぐシミュレーションコンテンツ、子どもから大人まで楽しめる鬼ごっこゲーム、さらには社会的課題とゲーム要素を融合させた啓発的コンテンツなど、個性あふれるアイデアが詰まったラインナップとなりました。
XR技術を駆使した斬新なアプローチが光り、審査員や観客を魅了するプレゼンテーションが繰り広げられました。

◆いよいよプレゼン開始!

↑XR企業含めた合計15名の審査員の前で発表します!

 

↑VRエキスパートから順に、これまでの成果を存分に発揮し、プレゼンを行っていきます

 

↑ 開発の様子でご紹介したチームによるプレゼンです!

 

↑高校生も大人の人達相手にプレゼンを行います!

プレゼン終了!

 

              ↑審査員から今回の作品に対してのコメント

 

プレゼン終了後は、各審査員の皆さまから今回のVアカオーディションに関するご感想をいただきます。

その後、一旦プログラムは終了しますが、18時からの授賞式までの間は、VRフェスが開催!

 

VRフェスの様子について覗いてみましょう!

◆VRフェスとは?その目的とは?

オーディション終了後、13:00~16:00はVRフェスが開始されます。

VRフェスは、Vアカオーディションでもプレゼンされた、受講生がこれまで懸命に作り上げてきた作品を展示し、一般のお客様にも体験していただける試遊会です!

さらに、16期の受講生だけでなく、卒業生やXR業界の最前線で活躍するプロのクリエイター、先進企業による作品も多数出展!

展示される作品は、社会問題をテーマにしたものから、最先端のゲームコンテンツまで多岐にわたります。ジャンルの幅広さとクオリティの高さに、来場者の皆さんも驚きと感動の連続です。

また、一般のお客様のフィードバックも審査の評価に反映されるため、受講生たちは真剣そのもの。
自分たちの作品がどのように受け止められるのか、実際に体験してもらいながら、貴重な意見を受け取る機会となっています。

そして、もちろん、お客様に楽しんでいただくことも大きな目的ですが、それだけではありません!
VR/ARはゲームやエンターテインメントの印象があるが、実は企業課題や社会問題を解決するコンテンツが世の中には多くある!」ということを幅広い年齢層の方々に知っていただくことも本イベントの目的です。

さて、今度はVRフェスの会場の様子を覗いてみましょう!

 

◆大盛況のVRフェス!

今回も非常に多くのお客様にご来場いただき、学生から社会人まで幅広い方々が参加し、イベントは大盛り上がり!

受講生にとって、作品制作は決して簡単な道のりではなかったはずです。

また、受講生の中には完全未経験からスタートした方も多くいます。

そのため、「未経験からどこまでスキルを磨けるのか?」「どんな作品が作れるのか?」と考えている方にとっても、非常に参考になる貴重な機会です!

 

↑ VRフェスの様子

 

↑開発者が直接作品内容について紹介してくれます。

 

↑Apple Vision Proとギターを使ったとてもユニークな学生の作品!

 

↑ マルチプレイ対応なので、二人で一緒にXRの世界へ!

〇出展作品を一部紹介! 

出展作品のジャンルは実にさまざま!

MRを活用した工場レイアウトシミュレーション、協力プレイが楽しめるマルチプレイゲーム、VRを駆使したライブコンテンツ、さらには時空を超えてタイムトラベルできる作品まで!

エンターテイメント性の高い作品から、社会的テーマに切り込んだ作品まで、まさにどれも最優秀賞にふさわしい力作ばかりです。

さらに、unityやプログラミングを触ったことの無い未経験から挑戦した受講生や、学生による作品まで、個性あふれる多彩な作品が出展されています。

ここでしか体験できない、受講生たちの情熱と創造力が詰まったVRフェス! その魅力を少しでもお伝えするため、出展作品の一部をご紹介します。

ペンと鍵の部屋からの脱出VR

探索×創造×謎解きの新感覚VRゲーム!
手がかりを探し、アイテムを駆使して仕掛けを解き部屋からの脱出に挑戦!

さらに、描いた絵がAIが解析して3Dアイテムに変えるという独自の体験が楽しめます。

発想力を活かして部屋からの脱出を目指そう!


 

SPACE ONIGO

未経験から挑戦された主婦の作品です。
鬼ごっこが大好きな可愛いモンスター達と一緒に、軽快なリズムのBGMに乗って鬼ごっこ!
コントローラーを持ち、腕を振るだけのシンプルな操作でプレイ可能です。

各シーンの制限時間は60秒。迫りくるモンスターたちの追跡を華麗にかわし、最後まで逃げ切れるか!?

 

AMBER BEE

未経験から挑戦された現役高校生の作品です。
ミツバチの視点と人間の視点を交え、彼らの世界と危機を体験!

また、音や字幕を小さくし、映像が語る世界観を重視しています。

プレイヤーの動きは決まっているが、首は自由に動かせるため、自分の目で「発見」ができる内容になっています。

 

BreakFit VR

デスクワークが続く方のために、運動不足を解消しながらリラックス・気分転換ができるVRゲーム!
一つのゲームだけでなく、複数のゲームを楽しめるのが魅力です。

さらに、短時間で気軽にプレイできるので、VRに抵抗がある方でも簡単に体験できるのがいいですね!

 

AR Guitar Effector【Apple Vision Pro ver.】 

現在、大学生の受講生による作品です。
AR技術を活用した新感覚のギター演奏を体験!

Apple Vision Proを用いたシステムを構築し、空間に浮かぶARエフェクターを自在に操作可能!
ギターの先端からレイを放ち、目の前に広がるバーチャルスイッチに触れることで、リアルタイムに音が変化!

演奏中にエフェクトを切り替えながら、これまでにないダイナミックな音の表現を楽しめます!

 

彼らの目を通して

こちらも現在、大学生の受講生による作品です!
虐待を受ける犬を操作し、過酷な環境から抜け出すために飼い主と戦う、社会派アクションゲーム!

ハエの羽音、仲間の悲痛な声、空腹の苦しみプレイヤーは極限状態の中、自由を求めて戦います。
このゲームを通じて、目をつむりがちな現状を再認識し、人々が声を上げる重要性を感じてもらえるような内容になっています!

 

 

◆そして、いよいよ迎える授賞式!

VRフェスが終了した後は、受講生同士が集まり、お互いの健闘をたたえ合う懇親会が開催されます。
作品制作をともに頑張ってきた仲間たちと語り合い、互いの成長を実感できる貴重な時間です。

 

数々の熱いプレゼンと、来場者の体験を経て選ばれた受賞作品が発表されます。

今回は7つの賞がありました!審査員の方々も、悩みに悩んで決めており、どの作品も受賞されてもおかしくない、優秀な作品ばかりでした。

 

↑ 懇親会の様子。受講生も審査員も交えて健闘を讃え合います

 

プレゼン賞

Vアカ・オーディションで、最もプレゼン評価が高った作品に贈られる賞です。

今回は、XRベーシックコースの

作品名:「AMBER BEE」

現役の高校生!素晴らしいプレゼンでした!

↑受賞したUさん。ボードを持ってる方が学長です!

 

企画アート賞

デザインや雰囲気など、芸術面での評価が高い作品に贈られる賞です。

今回は、XRベーシックコースの

作品名:「彼らの目を通して」

こちらも大学在学中の現役の学生です!おめでとうございます!

↑受賞したOさん

技術賞

エンジニアの目線で見て、技術的な評価が高い作品に贈られる賞です。

今回は、ARエキスパートの

作品名:「AR Guitar Effector【Apple Vision Pro ver.】」

なんとこちらも大学在学中の現役の学生です!音楽とAR技術を融合させた斬新なアイデアが魅力的でした!

↑受賞したUさん

体験デザイン賞

審査員が実際に体験し、最もXRらしい体験ができたと感じた作品に贈られる賞です。

今回は、XRベーシックコースの

作品名:「SPACE ONIGO」

今回の体験デザイン賞は主婦の方に受賞していただきました!誰でも遊べるシンプル操作の鬼ごっこゲーム楽しかったです!

↑受賞したKさん

オーディエンス賞

当日来場したお客様から、最も面白いと評価された作品に贈られる賞です。

今回は、VRエキスパートコース

作品名:「BreakFit VR」


VRフェスでは非常に多く方が体験していました!おめでとうございます!

↑ 受賞したHさん

審査員特別賞

審査員の方々が選んだ、今回最も優秀な作品へ贈られる賞です。

今回選ばれたのはVRエキスパートの

作品名:「ペンと鍵の部屋からの脱出VR」


審査員特別賞おめでとうございます!VRとAIの融合による新しい没入感が魅力的でした!

↑ 受賞したOさん

Student

受講生同士が投票して最も投票数が多かった作品に贈られる賞です。
そして、今回は2作品が同率一位でダブル受賞です!

1作品目は、XRベーシックの

作品名:「SPACE ONIGO」


体験デザイン賞を受賞したKさんの作品がStudent賞としても入賞です!おめでとうございます!

↑オンライン参加のKさん

 

Student

 

2作品目は、ARエキスパートの

作品名:「AR Guitar Effector【Apple Vision Pro ver.】」


なんとこちらも技術賞を受賞されたUさんの作品がStudent賞としても入賞です!おめでとうございます!

↑受賞した右のUさん

 

TA

今回選ばれたのはXRベーシックの

作品名:「時空ノ旅人 未来と昔のえにし人」


ブログ内の「■開発の様子」でもご紹介したチームによる作品です!おめでとうございます!

↑受賞したチーム

◆感想

今回のイベントでは、受講生や参加者が生み出した素晴らしい作品の数々が披露され、大盛況のうちに幕を閉じました。
個人的には、どの作品も独自のアイデアと技術が詰まった魅力的なものばかりで、本当なら全員に賞をお渡ししたいほど。それぞれの作品に込められた努力や工夫が伝わり、どのプレゼンも心を動かされるものばかりでした。

特に印象的だったのは、受賞作品のうち半数が学生によるものだったこと。
また、多くの受講生が未経験からのスタートだったにもかかわらず、短期間でこれほどの成長を遂げ、質の高い作品を生み出したことに驚かされました。

さらに、今回のイベントを通じて改めて感じたのが、「チーム力」と「GRIT力(やり抜く力)」の重要性です。
通常、XRコンテンツの開発は、企画・ディレクションを担当する人、素材をデザインする人、コードを書くプログラマーなど、複数の専門分野が協力しながら進めます。

しかし今回の開発は、プログラマーのみで構成されていたため、普段は経験しないような作業にも自ら挑戦する必要がありました
その中で、ディレクションの大変さやデザインの難しさを体感し、実際の現場に近い貴重な経験を積むことができたのではないでしょうか。

この経験を糧に、受講生・参加者の皆さんがさらなる成長を遂げ、次なる挑戦へと踏み出していくことを、心から期待しています。

 

 

◆最後に

VRアカデミーは、XR企業への就職・転職。キャリアアップや、新規事業開発。さらに個人的な趣味として受講されている人と協力して学習できる環境です。授業は、週に1度しかありませんが、生徒間のチーム力が結束しやすい講義・環境を整えております。

個別相談会では、オンライン上で、全国どこからでも参加できるので、相談してみてください。XR業界に少しでも興味がありましたら、参加をオススメします。ここが、XR業界へのスタートラインになると思います!

また、カリキュラム・講義・教室の雰囲気が知りたい方や、卒業生のVR・AR作品を体験したい方、また、未経験からどんな作品を作れるのか等、気になる方は、オープンキャンパスにもぜひ参加してみてください。

↑ 参加者一同で記念撮影!達成感が伝わります!

 




◇アカデミーからのお知らせ

■オープンキャンパス・個別相談会の紹介

 

VRアカデミーはスキルアップや新規事業の創出。またはVRコンテンツ開発企業に就職・転職を目指す様々な方の目的を支援しています。

生徒には様々なバックグラウンド・年齢層の方もいらっしゃいますので是非一度オープンキャンパスや個別相談会に参加していただくとより詳しい学校説明をご案内しています。

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【土曜日開催】オープンキャンパス

 

 

開催日:毎週土曜日

時 間:60〜90分 (11:00〜18:30)

日 付: 毎週土曜日(下記リンクの予約表を確認してください)

場 所:新宿区西新宿1丁目5-11.新宿三葉ビル1F「NEUU」(新宿駅西口から徒歩3分)

※詳しくは申込み時にメールにてご案内させていただきます。

参加申込⇒https://vracademy.jp/opencampus/

専任のキャリアアドバイザーの学校説明と合わせて実際の授業の様子を見学できます。

どんなカリキュラムなのか。卒業生のVR・AR作品を体験したい方は是非お気軽にお申し込みください。

 

 

【平日10:30~21:00】オンライン個別相談会(現地相談も可)

開催日:平日の月〜金曜日、日曜日

時 間:約60分間 (10:30〜21:00)

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