アカデミーブログ
株式会社積木製作VRエンジニアの上坂さんと田島さん【卒業生インタビュー】
2024/08/13
こんにちは!VRプロフェッショナルアカデミーの広報担当のデミーです。今回は株式会社積木製作に2024年に転職した2名の卒業生インタビューをお届けします。
株式会社積木製作は、【建築CG】×【xR】×【BIM】3つの事業の相乗効果で顧客の可能性を最大化するXR業界のリーディングカンパニーです。積木製作様には、VRアカデミー2017年開校以来、卒業生を7名採用いただいています。
目次
★★★上坂さんのプロファイル★★★
転職前:XRエンジニア。2020年9月VRアカデミー卒業後、卒業生が経営するエステサロンにおいて新規事業としてXR技術を駆使した研修向けのコンテンツ制作に3年間従事。
受講コース:VR総合コース(VRベーシック+VRエキスパート)を1年間受講
卒業後:現在、積木製作 開発室・VROX担当エンジニア
インタビュー:入社約4ヶ月時点
★★★★★★★★★★★★★★★★★
Q1.転職前はどんなお仕事をされていましたか?
上坂さん:私は陸上自衛隊で情報科として情報教導隊に配属され、教育を任務とする部隊で2年ほど従事しておりました。その後、エステサロンにおいて新規事業として3年ほどXR開発に携わってきました。エステサロンでの業務では、XR技術を駆使して、研修向けのコンテンツ制作に取り組んでいきました。現在においても、これらの経験は活かされており、挑戦と技術の発展に繋がっております。
Q2. 現在のお仕事内容を教えてください?
上坂さん:XR技術を活用し、主にBtoB向けのコンテンツ制作を行っています。これまでに、MRを利用した展示コンテンツの開発や、VRでの内覧用コンテンツの制作を手掛けてきました。特に、企業向けのコンテンツ開発に注力しており、インタラクティブな体験を大切にしています。これからも、最新のXR技術を駆使し、クライアントのニーズに応える革新的なソリューションを提供できたらと思っております。
★★★田島さんのプロファイル★★★
転職前:フリーランスエンジニア
受講コース:VRベーシックコース+ARエキスパートコースを1年間受講
卒業後:株式会社積木製作に転職。現在、開発室・VROX担当エンジニア
インタビュー:入社1ヵ月時点
★★★★★★★★★★★★★★★★★
Q1. 転職前はどんなお仕事をされていましたか?
田島さん:転職前は、約2年間フリーランスエンジニアとして活動しており、主に企業や自治体向けのWebバックエンド開発を担当していました。 様々なプロジェクトを経験する中で、IoTプロジェクトなど、新しい技術にも触れる機会がありました。 フリーランスとして多岐にわたる分野に携わることで、技術的な見識は広がりましたが、同時に「広く浅く」の経験をしていると感じることもあり、専門性をさらに深める必要性を強く意識しました。 これらの経験が、XRエンジニアへの転職を志すきっかけにもなりました。
Q2. 現在のお仕事内容を教えてください?
田島さん:現在、企業向け安全体感VRというシリーズ化されたプロダクト群の一つに携わっています。 このプロダクトは、建築現場などでのヒヤリハット事例をVRで疑似体験させることにより、安全意識の向上を目指しています。 私の主な業務は、シリーズ内の既存プロジェクトの改修で、共通のベースプログラムを組み込む作業を担当しています。 このシリーズのいくつかのプロジェクトでは、まだベースが導入されていないため、統合作業を進めています。 入社して間もないため、まずはプロジェクト構造の理解を深めながらタスクを進めており、他人が作成したUnityプロジェクトを読み解くのは初めての経験です。 多くのことを学び、様々な課題にも直面していますが、チームメンバーからの質問に対する親切な対応には大変助けられています。
Q3. VRアカデミーで学習しようと思ったキッカケを教えてください?
|SFのような未来がすぐに現実になるのではないかと感じました!
上坂さん:当時発売されたばかりだったPSVRで「エースコンバット7」をプレイし、その感動が忘れられません。その後に発売されたOculus Questは、PCとのセッティングが不要で、手軽にVRを楽しめる点に衝撃を受けました。これらにより、SFのような未来がすぐに現実になるのではないかと感じました。この体験から、VRの未来に強い関心を持ち、VRアカデミーで学習しようと決意しました。
|「目に見えるモノ」を作る楽しさを実感した!
田島さん:XRエンジニアを目指した理由は、専門性を深めたいという願望と、発展途上の分野であるXR業界の発展に関与したいという願望からです。 これまでのフリーランスとしての経験は「広く浅く」触れてきたため、より専門的な領域に焦点を当てたいと考えていました。 XR分野はその将来性が大きく、新しい技術や日々更新されるニュースにより常に刺激を受けています。 また、入学後に自分でXRコンテンツを作ってみて、「目に見えるモノ」を作る楽しさを実感したことも、XRエンジニアを志す確信に繋がりました。 Vアカを選んだ理由は、その転職実績の豊富さと、Unityを初めて学ぶ人でも体系的に理解できる総合コースが提供されていることに大きな魅力を感じたからです。
Q4. VRアカデミーを受講しての率直な感想をお聞かせください?
|実際のプロジェクトに応用できるスキルを習得できました!
上坂さん:それまでUnityでの開発経験がなかったため、講師やTAの方々のサポートのお陰で、どのように開発を進めていけばよいかを理解できた点です。指導のお陰で、基礎から応用まで幅広い知識を身につけることができ、実際のプロジェクトに応用できるスキルを習得できました。VRアカデミーでの学習は、私にとって非常に有意義な経験となりました。
|「授業内容」と「イベント」が素晴らしかった!
田島さん:入学して良かった点は数多くありますが、特に「授業内容」と「イベント」が素晴らしかったと感じています。 XRベーシックコースでは、Unityの基本概念やコンポーネントの使い方など、重要な内容を体系的に学ぶことができました。 初心者でも各講義の内容がスムーズに繋がるよう設計されたカリキュラムは、理解を深めるのに非常に役立ちました。 また、ハッカソンなどのイベントでは、単に作品を作るだけでなく、企画から設計、チームでの開発プロセスやプレゼンテーションの技術まで、個人開発では体験できない多くの知見を得ることができました。 さらに、受講生同士の横の繋がりを築けたことも、Vアカに入ってよかったことの一つだと感じています。
Q5. 受講中ご自身が向き合った主な挑戦とそれをどのように克服したか、具体的に教えていただけますか?
|作品を作ること自体を楽しむことで乗り越えたと感じています!
上坂さん:最後の個人制作では、VRでソロキャンプのコンテンツを制作する際に、様々なことに挑戦しました。例えば、炎のパーティクルを自分で作成したり、キャンプ用品を全てBlenderを使用して自作しました。また、キャンプを未経験の人でも楽しめるよう、複雑な要素は避け、シンプルにキャンプの楽しさを伝えることに注力しました。制作途中で困難なことも多々ありましたが、作品を作ること自体を楽しむことで乗り越えたと感じています。
|本気で取り組めば何かしらの成果を出せるという自信に繋がりました!
田島さん:一番大変だったのは、最後のVRフェスでの展示作品制作でした。 AWSを利用したアプリを企画したのですが、クラウド設計と構築を0から自分で行うのは初めてで、知識が全くない状態からスタートしました。 ChatGPTや知り合いのエンジニアに相談したり、書籍を購入して勉強したり、利用可能な全てのリソースを駆使して取り組みました。 さらに、Meta XR SDKの中でも特に情報が少ないVoice SDKを使った音声認識の実装にも挑戦し、英語の記事を翻訳しながら何とか形にしました。 これらの経験が、大きな課題にも対峙する際、本気で取り組めば何かしらの成果を出せるという自信に繋がりました。
Q6. 会社で今後どのようなキャリアを歩んでいきたいと思いますか?
上坂さん:今後は企画やPMといった業務に関わっていけたらと思っています。
|一人前のエンジニアとして会社に貢献できるよう全力を尽くす!
田島さん:入社したばかりなので、まずは一人前のエンジニアとして会社に貢献できるよう全力を尽くすことが最初の目標です。 長期的には、マネジメントの分野でリーダーシップを発揮し、重要な役割を担いたいと考えています。 そのため、まずは日々の業務に集中し、様々な人とのコミュニケーションを通じて関係を築き、必要なスキルと経験を積んでいきます。 将来的には、これらの経験を活かしてチームを牽引する立場を担い、会社の更なる成長に貢献できるよう努めたいと思っています。
Q7. 現在の受講生に対するアドバイスをお願いします。特に、転職に向けた重要なスキルについてお聞かせください?
|Unityでの開発経験が全くない方も大丈夫です。技術は取り組むうちに自然と身についていきます!
上坂さん:私のように、Unityでの開発経験が全くない方もいらっしゃると思います。大丈夫です。技術は取り組むうちに自然と身についていきます。それよりも大切なことは、自分がどのようなコンテンツをXRで制作したいのかを明確にすることです。やりたいと思うコンテンツ制作を見つけ、それに向けて必要な開発技術を身につけていってください!
|サーバーサイドの知識はどの企業でも重宝される!
田島さん:技術面だと、とにかく手広く技術に触れたほうが良いと思います。 企業によって採用している技術が異なるので、少しでもスキルマッチする可能性を上げたほうが良いかと思います。 また、サーバーサイドの知識はどの企業でも重宝される印象を持ちました。 なので、サーバーサイドの経験がある方は、VRフェスの作品などに組み込むと良いアピールになると思います。 スキル以外だと、同期に限らず、業界の様々な人とコミュニケーションを積極的にとって情報を得ることも非常に重要だと思います!
積木製作エンジニアの上坂さんと田島さんの今後の活躍が楽しみです!
次回は、お二人の上司でもある開発室室長の篠塚さんです。後編も是非ご覧くださいね!
以上、広報のデミーでした!
◇アカデミーからのお知らせ〜これから受講を考えている方へ〜
■VRアカデミーオススメのコース紹介
VRアカデミーではVR・AR開発を学びたい様々な年齢、スキルの方を対象に、目的に合わせたコース選択が可能になっています。ここではその中で現在オススメしているコースを一部紹介します。
★【VRエキスパートコース】
VRエキスパートコースは、Unityの学習経験のある方やC言語系・Java系等のプログラミング経験者を対象にした5ヵ月間の中級コースです。VRアプリ開発のためのプロフェッショナルな知識と技術を修得するための実践コースです。
★【ARエキスパートコース】
ARエキスパートコースは、現在体験出来るWebAR・スマホAR・そしてAppleVision Proに向けたそれぞれの特徴と実装方法について学習することが出来ます。この学習から目的に合わせた適切なデバイス選定が出来て開発が出来るエンジニアを目指します。
■オープンキャンパス・個別相談会の紹介
VRアカデミーはスキルアップや新規事業の創出。またはVRコンテンツ開発企業に就職・転職を目指す様々な方の目的を支援しています。受講生は様々なバックグラウンド・年齢層の方もいらっしゃいますので、是非一度オープンキャンパスや個別相談会に参加していただくとより詳しい学校説明をご案内しています。更にオープンキャンパス・相談会参加者には特別割引を実施中!是非お気軽にお申し込みください!
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開催日:毎週土曜日
時 間:60〜90分 (11:00〜18:00)
日 付: 毎週土曜日(下記リンクの予約表を確認してください)
場 所:新宿区西新宿1丁目5-11.新宿三葉ビル1F「NEUU」(新宿駅西口から徒歩3分)
※詳しくは申込み時にメールにてご案内させていただきます。
参加申込⇒https://vracademy.jp/opencampus/
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【毎日10:30~21:00】オンライン個別相談会(現地相談も可)
開催日:月〜日曜日まで毎日開催
時 間:60〜90分 (10:30〜21:00)
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