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【イベントレポート】第13回VRアカオーディション&VRフェス

2023/09/04

VRアカデミーTAの山下です。

2023/9/2(土)に、第13回Vアカオーディション&VRフェスが開催されました!

今回開催した会場は、JR浜松町駅近くの「東京ポートシティ竹芝」。とんでもなく広い会場内での発表&展示となり、受講生も少し緊張しつつも、堂々と作品をアピールしていました。

体験者も、現役のxRエンジニアやお子様連れの家族、卒業生などたくさんの方々にお越し頂き、大盛況な会となりました!

 

目次

◆Vアカオーディションとは?

Vアカオーディションとは、現在活躍されているXR企業の審査員と、VRアカデミー受講生とのマッチングイベントになります。就転職やビジネス創出など、様々な目的でVRアカデミーで学んだ受講生たちが、自身の修了作品を審査員にプレゼンします。審査員の方々は修了作品のプレゼンと、作品の実際の体験から評価を行い、様々な賞を選定します。また、受講生にとっては、リクルーティングやビジネス上のつながりなどが生まれるため、真剣勝負となります。

 

〇Vアカオーディションの様子

今回のオーディションでは、VRエキスパート、ARエキスパートコース受講生の17作品のプレゼンが行われました。

1作品の持ち時間は3分30秒(プレゼン動画1分、Play動画1分、補足説明1分30秒)!

受講生はこの短い時間内に、「どのような作品なのか」はもちろん、「作品のアピールポイント(技術?アート?企画?)」や「なぜこの作品を作ったのか?」など、様々な内容を分かりやすく端的に盛り込む必要があります。

 

年々、受講生の動画作成スキルが上がっており、今年もかなり凝ったプレゼンが多かったと感じています。見ていて本当に楽しかったです!

また今回も、VRアカデミーが独自開発したVR同時配信システムを利用。審査員全員が被ったVRゴーグル(Pico4)に各作品の360°プレイ動画を同時配信することで、スクリーンでのプレゼン映像だけでなく、実際にVR空間で見た時の作品をプレゼン中に体験して頂きました。

 

作品については、今年は一人で複数作品を制作し、プレゼンする方が複数いました。また、AR/VRエキスパートと、XRベーシックの受講生でチームを組んで作品を制作する初の試みも(※)。

近年は特にARの分野を中心に、様々なライブラリやツール、デバイスが登場しており、それらを積極的にキャッチアップした結果、多作になったような印象です。また、今期からoViceを使ってコース関係なく活用できるオンライン自習の場を設けたり、コースリーダによる懇親会/LT会/勉強会を開催するなど、コース間の交流が活発になったことも要因だと思います。来期以降も、もっとコースの垣根を超えた作品が生まれると増えてくると思います。楽しみですね!

(※) エキスパートコースは、必ず個人作品を1点制作して頂く前提で、チーム作品の制作も可能です。

 

↑プレゼンの様子。他エキスパートやXRベーシックの受講生も公聴

↑審査員の皆様。Pico4で作品の360度動画を体験しつつ評価

↑ プレゼン動画を流しながら、補足や工夫点を真剣にアピールします

↑ ロボコンとの連携をアピール

↑ この日のためにポスターも準備!

↑ VR/ARエキスパート、XRベーシックの混成チームも初登場

 

 

◆VRフェスとは

オーディション終了後、午後からはVRフェスが開始されます。

VRオーディションは、VRアカデミー受講生(全コース)の修了作品や、卒業生の作品、XR先進企業の展示作品を、一般のお客様が体験できるイベントです!

作品はゲームやエンターテイメントの分野だけでなく、医療や教育をはじめとしたビジネス用途の作品も豊富です。「VR/AR技術はゲーム等のエンターテイメントに加え、企業課題や社会問題を解決することもできる」ということを、幅広い年齢層の方々に知っていただくことも本イベントの目的です。

 

〇VRフェスの様子

今回のフェスでは、受講生が全コース合わせて32作品、卒業生が6作品、XR企業様の出展が6点と、計44作品が展示されました。

特に受講生は、約半年~1年間学んだXR開発スキルをフル活用して作った渾身の作品を出展しています。最後まで大変だったと思いますが、多くのお客様が楽しんで体験されているのを見て、苦労が報われたのではないかと思います。

今年のAR作品は、スマホアプリとしてWebARの利用が増えた印象です。8th Wallなど、手軽にAR開発できるツールが増え、VRアカデミーでも授業として今年から取り入れています。その結果、初学者やWebエンジニアの受講生が積極的に活用していました。もちろん、従来のMeta Quest 2によるVR作品や、VRアカデミーが最速で授業に取り入れたQuest ProによるMR作品も出展され、作品の多様性が年々上がっていると感じています。

また今年は、出展作品を一般参加者の方々に宣伝できるお立ち台も開催しました。特にベーシックコースの方々が、VRオーディション顔負けのプレゼンで作品を紹介しており、非常に飽きさせないフェスでした!

↑ VRフェスの様子

↑ 作品について、受講生自ら説明&体験フォロー

↑ お子様も体験 (年齢制限あり、親御様の許可が必要)

↑ Quest ProのMR作品も体験可能

↑ シートで体験用の個室を作るなど、かなり凝ったブースも

↑ 今回からフェス中にプチプレゼン会も開催。一般参加者に作品アピールができりるように!

 

◆受賞式

VRフェス終了後は、懇親会が開かれ、受講生同士で健闘をたたえ合ったのち、審査発表が行われます。

今回は6つの賞がありました!審査員の方々も、悩みに悩んで決めており、どの賞も接戦だったと思います!

↑ 懇親会の様子。受講生も審査員も交えて健闘を讃え合います

■プレゼン賞

Vアカオーデイションで、最もプレゼン評価が高った作品に贈られる賞です。

今回は、VRエキスパートコースの淺田さんの作品「MUSIC BUILDINGS」でした!

どこかサイバーチックな、不思議な空間を音楽ともに体験できる作品です。

自信の作りたい世界感や考え方を、友人に説明してるかのようにわかりやすく伝えた点が評価されました。

↑ 受賞した淺田さん

■アート賞

デザインや雰囲気など、芸術面での評価が高い作品に贈られる賞です。

今回は、XRベーシックコースの高島さんの作品「GuruguruCrazyHill」でした!

いとまきのように両手をぐるぐる回すことでバイクを動かすレーシングゲームです。

あえて使用する色を絞り、レトロな雰囲気を徹底した世界感が受賞の決め手となりました。

↑ 受賞した高島さん

■技術賞

エンジニアの目線で見て、技術的な評価が高い作品に贈られる賞です。

今回は、ARエキスパートコースの宮坂さん・加藤さんの合作「Vision Talk !」でした!

話題のChatGPTをいち早く取り入れたり、サーバサイドも実装するなど、

幅広い技術領域をしっかり取り込んでいる点が評価されました。

↑ 受賞した宮坂さん(代表)

■体験デザイン賞

審査員が実際に体験し、最もxRらしい体験ができたと感じた作品に贈られる賞です。

今回はなんと2人が受賞! VRエキスパートコースの田中さんの作品「ベアバスターズ」と、同コースの清本さんの作品「VISION-TRAINING」でした!

田中さんの作品は、360度から出現するクマを攻撃する、VR版モグラたたき風な作品です。

清本さんの作品は、動体視力を鍛えるビジョントレーニングをVR空間で行うことができる作品です。

どちらも「時間内に一定のルールで多くのオブジェクトに触れる」という体験ですが、初心者から上級者までレベルを設けていたり、遊ぶ場所に合わせてVR空間を調整できたり、オブジェクトを攻撃した時のエフェクトや音に満足感があるなど、ユーザが快適に体験するための工夫を凝らしている点が評価されました。

↑受賞した清本さん(左)、田中さん(右)

■オーディエンス賞

当日来場したお客様から、最も面白いと評価された作品に贈られる賞です。

今回は、ARエキスパートコースの佐坂さんの作品「2.5次元オフ会」!

Quest Proを使い、現実空間でVTuberにアバター同士で合うことができる作品です。

「現実でも3DなVTuberに合いたい!」という本人の直球な思いが、一般の体験者の共感を呼んだのが決め手となりました。

↑ 受賞した佐坂さん

■審査員特別賞

審査員の方々が選んだ、今回最も優秀な作品へ贈られる賞です。

今回見事に受賞したのは、VRエキスパートコースの池田さんの作品「ロボシード」でした!!

かわいらしいロボットをなでたり、声をかけたり、音楽に合わせて踊ったりすることで、一緒に楽しむ作品です。

プレゼン・技術・体験などすべてが高水準で、総合的な完成度が最も高い点が評価されました。おめでとうございます!!!

↑ 受賞した池田さん

↑ 特別トロフィーも贈呈!

 

◆修了式

VRフェスの翌週に、修了式が行われます。

ここでは、追加で2つの賞が贈られました。VRフェスから修了式の間に、TAや受講生で作品を体験してもらい、その結果で選ばれるものです。

 

■Teacher賞

VRアカデミーの講師やTA(Teaching Assistant)からの評価が高い作品に贈られる賞です。

今回はXRベーシックのチーム「TCG」の作品「VRじゃんけんカードゲーム」でした!

じゃんけんルールのカードゲームで、場に出したカードに描かれたモンスターを召喚して戦わせる作品です。

最後まで迷わずスムーズに遊べるよう、わかりやすい説明やエフェクトを表示している点を筆頭に、ベーシックコースの作品とは思えない完成度が評価されました。

↑受賞したチームTCGの皆さん

 

■Student賞

VRアカデミー受講生に実際に体験してもらい、最も評価が高かった作品に贈られる賞です。

今回見事に受賞したのは、VRエキスパートコースの池田さんの作品「ロボシード」でした!!

審査員特別賞とW受賞!!XRを学んできた受講生側から見ても、完成度の高い作品と評価されました

↑受賞した池田さん(W受賞!)

◆感想

第13回VRフェス&オーディションも、無事終了しました。今回も多くの企業様やお客様に作品をプレゼン&体験して頂くことができ、大成功だったと思います。

13期生の皆さん、本当にお疲れ様でした。今回の経験を糧に、次コースの作品作りや、ご自身のキャリアアップを頑張っていただければと思います。

また受賞作品など一部の作品に関しては、なんと今年の東京ゲームショウに出展する予定となっています興味がある方は、ぜひ会場にお越し頂けますと幸いです。

なお今回のVRフェスと平行して、「親子でメタバース花火大会&U-15メタバースプログラミング講座」も開催しておりました。別記事で掲載されていますので、そちらも見てみてください。

 

◆最後に

VRアカデミーは、XR企業への就職・転職。キャリアアップや、新規事業開発。さらに個人的な趣味として受講されている人と協力して学習できる環境です。授業は、週に1度しかありませんが、生徒間のチーム力が結束しやすい講義・環境を整えております。

個別相談会では、オンライン上で、全国どこからでも参加できるので、相談してみてください。XR業界に少しでも興味がありましたら、参加をオススメします。ここが、XR業界へのスタートラインになると思います!

またカリキュラム・講義・教室の雰囲気が知りたい方や、卒業生のVR・AR作品を体験したい場合は、オープンキャンパスにも是非参加してみてください。

◎オンライン個別相談会

平日月〜金曜日にオンライン個別相談会を開催しています。

日  時:平日開催 10:30〜21:00 
場  所:オンライン or 対面による面談選択可
説明時間:60分程度
申込み先:個別相談会の詳しくは→ https://vracademy.jp/freesession/

◎オープンキャンパス

より詳しく説明を聞きたい方や卒業生の開発したVRソフトを体験会したい方は、

是非オープンキャンパスにお越しください。


日  時:毎週土曜日開催 11:00〜18:00 
場  所:XR施設『NEUU』(新宿駅西口から徒歩3分)
    ※WEB申込み完了後、詳細はメールにてご案内します

説明時間:60~90分程度
申込み先:オープンキャンパスの詳しくは→ https://vracademy.jp/opencampus/