現役エンジニアに日頃コミュニケーションをとって一つでも多くのノウハウを吸収することが特に大切 | VRプロフェッショナルアカデミー/No1.VR/AR専門プロフェッショナルスクール

アカデミーブログ

Top  >   ブログ  >   現役エンジニアに日頃コミュニケーションをとって一つでも多くのノウハウを吸収することが特に大切

現役エンジニアに日頃コミュニケーションをとって一つでも多くのノウハウを吸収することが特に大切

2022/08/16

こんにちは!VRプロフェッショナルアカデミーの広報担当のデミーです。今回は第7期VRエキスパートコース卒業生で、現在、カディンチェ株式会社エンジニアの板橋さんにインタビューを行いました。

 

目次

☆☆☆板橋さんのプロフィール☆☆☆

上智大学・大学院で光エレクトロニクスを研究。卒業後、日産自動車株式会社 研究開発 音・振動性能グループで7年間勤務。 VRプロフェッショナルアカデミー アドバンスコース卒業を経て、VR・AR企業であるカディンチェ株式会社に転職し、現在もソフトウェアエンジニアとして従事。

 

|VPS技術を使ってHololens2アプリ開発をしています!

ー改めて転職おめでとうございます!現在の仕事内容と教えていただけますか?

板橋さん:現在は主に3つのプロジェクトに携わっています。
1つ目は、現実空間上の任意の位置にコンテンツを表示できるVPS技術を使ってHololens2アプリ開発をしています。また、そのコンテンツをWebからどこからでも編集できるようなシステム開発もしてます。
2つ目は、Vtuberと現実空間で実際に会って一緒にチェキが撮影できるシステムを開発しています。Vtuberを演じている役者が6点トラッキングで操作されていて、その動き・声・表情の情報を通信で飛ばし、遠隔地にいる受信側でその情報を受取りKinectでアバターを表示させることで実際に会っているような体験を演出しています。
3つ目は、Kinectで人が動いている姿をリアルタイムで撮影し、遠隔地でその撮影された人の動きをボリュメトリックビデオとして再生するシステム開発をしています。この業務は他の業務の合間にタスクを頂いていて、画像処理のピンホールカメラモデルをはじめ日々勉強させて頂いてます。

|VRコンテンツを最後まで一人で完成させた!その成功体験が心の支えとなりました

ー第7期生として振り返ると、VRアカデミーを受講して良かったことを教えてください

板橋さん:7期で1年間VRアカデミーで勉強した日々を振り返ってみると、良かった点は2つあると思っています。1つ目は、VR・ARに関する基礎技術・知識が身についた点です。VR・AR技術を学びたてのころは、前提となる知識が何なのかが分からないので何から勉強していいのか分からないという事態によく陥ります。その上、 VR・AR分野の技術は更新スピードが早いので、理解したころには古い情報だったりすることも多いです。VRアカデミーでは現役エンジニアの講師から直接スキルが学べるので最新のVR・AR技術をキャッチアップしつつ学ぶことができた点がとても魅力的でした。 卒業後も心配する必要がなく、卒業生同士でコミュニティがあるので、そこでVR・AR技術の情報をやりとりして常に新鮮な情報をとりいれられる点も魅力的ですね。 2つ目は、VRコンテンツを一人で完成させることで成功体験が得られることです。VRアカデミーではハッカソン、VRフェスに向けてコンテンツ製作をしますが、総合コースや エキスパートコースの最後には、一人でVRコンテンツを完成させる必要があると思います。そこで試行錯誤しなんとか完成させた経験が、一通りのコンテンツ作成に必要なスキルが身についているのが実感できるので自信につながりました。転職に成功した最初のうちは、この成功体験が心の支えとなりました。

|現役エンジニアに日頃コミュニケーションをとって一つでも多くのノウハウを吸収することが特に大切。高橋学長を尊敬し感謝しています!

ーまた、今振り返ると受講中にもっとこうしておけば良かった!と思うことはありますか?

板橋さん:技術的なノウハウをもっと吸収する意味で現役エンジニアの講師に授業以外の時間にコミュニケーションをもっと取っておいたほうがよかったなと思います。VR・ARで何か作りたい作品があった場合に、VR一年目のときは何かと詰まってしまうこともしばしばあります。自分で調べて思考錯誤することも重要ですが、Webに記載のないUnity独自のTipsがあったりしますので、やはり現役エンジニアに日頃コミュニケーションをとって一つでも多くのノウハウを吸収することが特に大切だなと思っています。修了制作のときは、2~3日に一回、高橋学長に相談にのって頂いていて、その時に加速度的に技術を吸収した感じがしました。お忙しいのにも関わらず親身になって質問に答えて頂いていた高橋学長には、今でも感謝してますし尊敬してます。

|平日にUnityに触る時間を確保する工夫が大切

ーVRアカデミーで受講中に、何か壁にあたったことはありますか?また、その壁をどう乗り越えましたか?

板橋さん:VRアカデミー受講中は、仕事が忙しく平日にUnityに触る時間を確保することが難しかったです。復習、課題をこなす上で自分が作りたいVRコンテンツを制作すると授業を含めた休日だけでは時間が足りず、平日にどれだけ時間を作ることが重要でした。仕事を早く切り上げることが難しかったので、VRアカデミーに通っていた1年間は、仕事外の時間で無駄な付き合いや遊びを断って時間を作り出す工夫をしていました。

|仕事でお客様にVR・ARコンテンツを提供し喜んで頂けるのでやりがいに繋がってます!

ー改めてVRの魅力とは何ですか?

板橋さん:VRの魅力は、旅行好きの方がどこかの国に行きたいなと同じ感覚で、自分の作りたい好きな世界観を自分の手で作り好きなだけ没入できる点が魅力かなと思います。VRは、コロナ禍の中でもお家で現実逃避が手軽にできますよね。
 また、Facebookが『Meta』に名前を変更してから、VRに限らずAR・MRも含めて各業種の方が一気に参入してきているなと感じています。この分野の技術は、先端技術&汎用性の高い技術であるため、様々な業界の方に何かしら可能性や提案ができワクワクを提供できる点も魅力なのかなとも思います。実際に仕事でVR・ARコンテンツを提供し喜んで頂けるのでやりがいに繋がっています。

|スターウォーズのレイヤ姫のホログラム通信を世の中に広めたい!

ー今後のビジョンや目標をお聴かせください

板橋さん:私は、スターウォーズでやっていたレイヤ姫のホログラム通信を世の中に広めたいという思いがもともと大学時代からあり、諦めきれずVR・AR業界に転職しました。完全なホログラムで実現するには難しいにしろ、現段階で似たような表現で広めるためにはどのようなシステムが実現性があるのか今後もエンジニアとして探究していきたいと思っています。また、最近、シェーダーを学んでいくうちにアートに対して興味を持ってきました。趣味の一つ&自己表現としてVR・ARアート作品も世の中に発信できたらなとも思ってます。

 

 

<インタヴュー後記>

インタヴューの終えて、終始笑顔でお答えいただいた板橋さんが何よりも印象的でした。在学中に板橋さんは大手自動車会社の研究開発の仕事をされていらっしゃいました。その後、決断されて思いっきり良くVRのベンチャーに転職!スタートはインターンとして仕事をされて、数か月後には正社員として正式に採用となり、現在はエンジニアとしてVR/ARの開発に携わっていらっしゃいます。いい会社に転職されて、今幸せにお仕事をされている様子を垣間見られてアカデミーの一員として嬉しい限りです!これからの板橋さんの益々のご活躍を心より応援しています/

 

<おわりに>

VRアカデミーは、第11回目のVRフェスを、8月27日(土)13時から浜松町の東京ポートシティ竹芝で開催します!第11期生の約40作品が公開予定です。今回もVR作品に加えARの作品も展示されます。半年間精力的に制作に励んだ学生の作品を是非観ていただきたくお願い申し上げます。板橋さんにも企業の展示ブースで作品の展示をしていただきますので是非お声掛けいただければ幸いです!

VRアカデミーは、毎週末の土曜日にオープンキャンパスを行っています。8/27のVRフェスでも行っていますので、是非お越しください!皆さんもVRプロフェッショナルアカデミーで、誰もがアッと驚くオリジナルのVR作品を一緒に作ってみませんか!https://vracademy.jp/opencampus/