アカデミーブログ
【卒業生インタヴュー】英会話スクールからXRエンジニアへの道
2023/12/07
こんにちは!VRプロフェッショナルアカデミーの広報担当のデミーです。今回は第10期VRエキスパートコース卒業生で、イマクリエイト株式会社に転職したXRエンジニアの上田さんにインタビューを行いました。
目次
★★★上田さんのプロフィール★★★
関西外国語大学卒業後、ゴルフダイジェスト・オンラインに入社。約3年間営業として、キャリアを築く。
しかし、大学時代から抱いていたエアラインパイロットになる夢を諦められず、免許取得費用1200万円を貯めるために、英会話スクールの起業を決意。
ゴルフダイジェスト・オンラインを退職し、英語力を磨きなおしに行く為に、オーストラリアにワーキングホリデーへ行く。シドニーで5か月ほど働いたあと、英会話スクールのプロモーションを目的に、YouTubeで『自転車でオーストラリア1周旅』の動画を配信。しかし、旅の途中、クリエイティブなことが好きな自分とパイロットにクリエイティビティは求められていないことに気付く。
さらに、パイロットは『海外(自分の世界の外)で頑張ろうとしている人の応援をする』『色んな場所に行ける』が叶う手段であり、目的ではないことに気付く。日本に帰国後、先述の真の目的を叶えるための別の手段『ホームステイサブスク』(旅人とホストが交流することでお互いが新しい選択肢を見つけられる)というサービスを思いつき、自宅に使っていない部屋がある人を探しに、オンラインで英語を教えながら、日本各地を飛び回った。
しかし、15人のホストが集まったところで、既に宿のサブスクを提供している企業が、ホームステイ型のサブスクも始めると発表。『ホームステイサブスク』は手段の1つだと捉えていた私は、すぐに切り替え、ユニークなことをしようと思い、コロナ禍で3ヵ月のアメリカ旅行へ。留学時代の友人の家に泊めてもらっている際、動画編集をしていたら、
彼に『動画編集で食っていけるよ』と言われたが、動画編集の参入障壁の低さは身を持って知っていた。そこで、動画の次は何が来るだろう?と考えた結果、VRにたどり着く。
Q1. 現在の会社の紹介と仕事内容と教えていただけますか?
上田さん:イマクリエイト株式会社でXRエンジニアをしています。360度動画のような「見るXR」とは違い、バーチャル空間内で現実のように身体を動かせるXRコンテンツを作っています。バーチャル空間だからこそ、物体の可視化や透過、現象や事象の操作など、テクノロジーの活用によって現実では不可能な様々な体験が可能になります。企業や大学からご依頼いただき、主に従業員様や生徒様のスキルをアップさせるようなVRトレーニングコンテンツをUnityで制作しています。
|XRエンジニアとして就職することができたことが単純に一番良かった
Q2.第11期生として振り返ると、VRアカデミーを受講して良かったことを教えてください。
➡プログラミングのド素人だった私が、XRエンジニアとして就職することができたことが単純に一番良かったことです。(就職を目的に入学したので)またVRアカデミーには、色んなバックグラウンドを持った人が受講しています。一緒に遅くまで残って開発に励んだり、色んな業界でのXRの活用アイデアを聞けたり、高橋学長の開発やビジネスの考え方を聞けたりしたのもVRアカデミーに入ってよかったことです。
|『自分が作りたいモノを試作品レベルでも良いので、作りまくる』
Q3.また、今振り返ると受講中にもっとこうしておけば良かった!と思うことはありますか?
➡これは確実にコーディングの勉強です。卒業の2ヵ月手前くらいにやっと、C#の基礎を理解し始めました(笑)それまでは、『変数って何?』『関数って何?』状態でした(笑)C#を理解し始めたきっかけは、最後のVアカオーディションで、作品を作った時です。自分が作りたいものを1人で作らなくてはいけないので、自分が学ばなければ、作りたいものが完成しないので、結果的に学ばなくてはいけない環境に身を置くことができました。なので、結論、もっとこうしておけば良かった!は『自分が作りたいモノを試作品レベルでも良いので、作りまくる』です!
|思い通りの実装を作れたことに感動した!
4.VRアカデミーで受講中又は現在の業務中に、何か壁にあたったことはありますか?また、その壁をどう乗り越えましたか?
➡受講中に当たった壁は、『C#プログラミングが分からない』でした。高橋学長やTAの方に質問して、やっと少し理解し出して、VR上で野球のピッチャーが投げたボールの軌道をリアル(空気抵抗や重力を計算に入れて)に再現することができました。プログラミングのド素人だった自分が、1000行を超えるコード(無駄に長いコードは良くない…)で、思い通りの実装を作れたことに感動したことを今でも覚えています。
また、現在業務中にぶち当たっている壁は周りとの差です。やはり、イマクリエイトはXR開発のプロフェッショナルが集まっているので、仕事の速さ、質が私と桁違いです。正直、まだ壁は乗り越えられていませんが、業務とは別で、毎朝、自分が作りたいものを作る時間を設けて、彼らに少しでも近づこうと対策しています。
|VRやARは人間の可能性や能力を色んな方面で高めてくれる
5.改めてVRやARの魅力とは何ですか?
→人間の可能性や能力を色んな方面で高めてくれるところです。イマクリエイトでは、バーチャルは現実の上位互換になりうると考えています。例えば、重力を弱くして、けん玉の練習をしたり、現実には表示できない3D補助線を表示して、ゴルフのスイング練習をしたりすることは、現実での練習より、習得効果が高いことが証明されています。また、今までにない情報表示ができることにも魅力を感じています。例えば、ARグラスで、レシピを見ながら料理をしたり、大きな仮想スクリーンを複数枚仮想空間に出して、PC作業したりすることも可能です。今までなかったこれらの技術により、人間の能力は拡張されるはずです!
|『人々に新しい選択肢を見つける機会を提供する』
6.今後の夢や目標をお聴かせください
→そもそもVRプログラミングの勉強を始めた理由は、『人々に新しい選択肢を見つける機会を提供する』『場所にとらわれずに働く』が出来そうと思ったからです。『人々に新しい選択肢を見つける機会を提供する』は、人生を通してやりたいと思っていることです。なぜなら、自分の仕事や属するコミュニティに対して愚痴を言っているのに、他の選択肢に気付けず、ずっとその場にいる人が少なくないし、勿体ないなぁと思ってしまうからです。新しい選択肢を見つける1つの手段として、”他人と交流”があると思っています。新しい人と交流することで、『そんな世界があるんだ!』『〇〇さんがやっているなら、私にも出来そう!』と思うことはよくあると感じています。間接的でも良いので、私が作ったきっかけで、自分の世界から1歩踏み出してくれる人が少しでもいればいいなって考えてます。
また『場所にとらわれずに働く』はエゴ的な目標なのですが、知らない土地に行くことで、新しい人と出会ったり、自分が住んでいる場所では、当たり前のものが当たり前だったり、当たり前じゃなかったり。常識が崩れていく感覚が好きです。なので、死ぬまでに地球上のすべての国に行くことが目標です。そのためには、エンジニアとしてのスキルをもっともっと磨かなくては…
◇アカデミーからのお知らせ
■〜これから受講を考えている方へ〜
■VRアカデミーオススメの講座・コース紹介
VRアカデミーではVR・AR開発を学びたい様々な年齢、スキルの方を対象に、目的に合わせたコース選択が可能になっています。ここではその中で現在オススメしているコースを一部紹介します。
★【VRエキスパート】
VRエキスパートコースは、Unityの学習経験のある方やC言語系・Java系等のプログラミング経験者を対象にした5ヵ月間の中級コースです。
VRアプリ開発のためのプロフェッショナルな知識と技術を修得するための実践コースです。
★【ARエキスパート】
ARエキスパートコースは、現在体験出来るWebAR・スマホAR・そしてAppleVision Proに向けたそれぞれの特徴と実装方法について学習することが出来ます。
この学習から目的に合わせた適切なデバイス選定が出来て開発が出来るエンジニアを目指します。
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